猿沢羊羹の復活へ向けて

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猿沢地区振興会では、猿沢の活性化について行った住民アンケートで、猿沢羊羹の継承を望む声が多かったことから、昔ながらの製法で猿沢羊羹を作る試作研究会を開催しています。2014年に惜しまれつつ閉店した千葉羊羹屋の明治練羊羹(通称・猿沢羊羹)の再現を目指し活動しています。

2017年3月に大東農村環境改善センターで行われた第1回試作研究会の模様は地元メディアにも取り上げられました。今後も試作研究会を継続し2017年秋には地域の新たな名物として平成版「猿沢羊羹」の完成を目指します。

猿沢羊羹とは

「日にちが経つと、表面に砂糖が浮いてザラっとなって、食べるとジャリっとしてね・・・、美味しかったよね」

 惜しまれながらも4年前に店を閉じた千葉羊羹屋(店主、千葉磯雄氏)の「明治煉羊羹」(通称、猿沢羊羹)。当時の羊羹の魅力を聞くと、昔の味を思い出し、口々にこう語ります。

 まちづくり計画書の「具体的な取り組み」で、3つの項目に課題としてあげられていたのが=名物の継承=。地区のご婦人方が集まる寄り合いでも「何とか羊羹を継承することはできないのか」という話題が出ていました。早期の取り掛かりが必要であるという地区の課題に着目し、平成29年3月、千葉羊羹屋の磯雄さん、ケイさんご夫妻に羊羹づくりの継承を打診しました。しかし、ご夫妻も高齢となり、体調の不良もあって、継承することは難しいし、店を閉じ4年という月日が経ったため、細かい分量や具合といったところを忘れてしまったという回答でした。やはり難しいか・・・と諦めかけていた時、店主の磯雄さんは「継承は難しいけれども、使っていた道具が少し残っているから、これらを参考にして、猿沢のみんなが美味しいと思う新しい羊羹を作っていけばいい」と話してくださいました。ご夫妻から、当時使っていた羊羹を流す型と、材料を図っていたボウルなどを譲り受けました。見るからに使い込んでいた道具に千葉羊羹屋さんの長年の歴史と、職人の思いを感じました。

「取り組むからには商品として販売し、猿沢の特産品にしたい。この羊羹作りが、猿沢の活性化のきっかけとなって欲しい。」

 こうして、振興会による「新・猿沢羊羹」の取り組みが始まりました。

≫メディア掲載事例

「第1回試作研究会」

 3月6日(月)、初めての羊羹試作研究会。参加してくださったのは、猿沢地区の文化祭で地場産食材を使ったお弁当を販売している地元主婦の方々と、まちづくり委員会で実施計画立案に携わっている委員3名が加わり15名で作業を行いました。
 まずは、①分量の明確化②材料の割合の確立。これが基本となる重要な作業となりました。一つ一つ計量し時間や温度を測る作業。日頃の主婦業で培った経験と工夫を活かしながら、1回目は加減の違う2種類の羊羹を作り上げました。
 「ちゃんと固まった~!!」(寒天が入っているので固まるのは当然。手探りでの試作のため、出来上がりはただただ純粋に感動☆)
 試食をしてみると、昔の羊羹のイメージが強いためか、固さ、歯ごたえの無さ、甘さの具合に課題があると感じる方が多くありました。
 「次は○○○してみよう!」「こうやったらいいかな・・・」
 羊羹メンバーは次こそは!と意気込みを新たにしました。

「第2回~第4回試作研究会」

 1回目の試作から毎週1回、計4回の試作研究会を行いました。毎回分量や加減を変えた2~3種類の羊羹を作り、その都度、会議や事業で集まった地区民の皆さんにご試食いただきアンケートをとりました。その回答を基に改良を重ね試行錯誤を繰り返し、4月9日(日)約70名が集まった猿沢婦人会の総会で大試食会を開催しました。感想は上々。手応えあり!羊羹メンバーもほっと一安心・・・。しかし、それもつかの間、また新な課題が降りかかります。

「保健所からの指導」

 4回の試作研究会で羊羹の分量なども大体固まってきたので、販売の準備も勉強しなくては、と情報収集を始めました。まずは、販売するなら「営業許可」を申請しなければならない!という結論に至り、一関保健所へ相談に行きました。
 現在、羊羹の試作は振興会のまちづくり事業で、猿沢市民センターの調理室を使用し行っています。羊羹を販売するのも営業許可さえ申請すれば、このまま調理室で作り販売できるものと思っていました。しかし、そうではありませんでした。保健所からの指導は「商品で販売するためには、不特定多数の利用がある市民センターの調理室で調理したものは商品として販売できないので、専用の工房を準備してください」というものでした。工房にする場所?予算?どうしよう・・・。

「店舗改修」

 専用工房がなければ販売はできないということで、閉校した猿沢中学校の空き校舎利活用はできないかと現場を確認したところ老朽化しており、工房として利用するためには大々的な改修工事が必要でした。建物も市の所有となっているため、販売となれば営利団体なので使用料も発生するし、もちろん改修費も振興会負担ということでした。空き家を探してみても同じで、工房にするには水回りや床の改修は必須で、振興会役員も羊羹メンバーも諦めかけていました。
 そんな時一つの案がでました。昨年(平成28年)惜しまれながらも閉店した酒屋・及泰(おいたい)商店の店舗でした。商店だった店舗は工房基準をある程度クリアしており、改修費を抑えるにはこれ以上にない物件。早速会長(当時、佐山昭助会長)とお願いにあがりました。しかし、店主の及川茂さん、洋子さん夫妻も、店を閉じこれからゆっくりと生活をしようと考えていた矢先の話で戸惑いをかくせませんでした。ですがその後、「猿沢のために協力したい気持ちはある」という温かいお言葉とご理解をいただき、店舗を羊羹の工房として改修し使用することを了承して下さいました。

「NHKおばんですいわて」に出演

 4月25日(火)の夜、大東農村環境改善センターにおいて振興会の第5回理事会の会議が行われようとしていた時、1本の電話が振興会長あてに入りました。かけてきた方はNHK盛岡放送局の中濱さんという女性キャスターさんでした。用件は「地区の名物を復活させたいと取り組む、振興会と地区民の活動を収録したいので羊羹を作ってもらえませんか」というものでした。しかも放送日が5月2日、収録を3日後の28日(金)にしたいという急なものでした。
 26日の朝から羊羹メンバーに急きょ連絡。2日後の羊羹試作のお願いとテレビ出演のお願い。事務局も羊羹メンバーも動揺をかくせませんでした。
 収録日当日、朝8時から材料の下ごしらえを初めていると、10時前に小柄で可愛らしい中濱キャスターと、大柄で人当たりのよさそうなカメラマンさんと音響さんが、大きな撮影用の機材を持っていらっしゃいました。緊張を隠せない羊羹メンバー。しかし、すでに小豆は煮えており、作業はまった無し。時折コメントを求められ、それぞれが羊羹への思い、猿沢への思いを語りながら作業を進めていきました。いつもと違う空気で始まった試作も、時間が経つにつれNHKスタッフとも打ち解け、収録は順調に進められました。
 午後3時。朝から始めた試作と収録もあらかた終わり、あとは羊羹の出来上がりを待つばかり。
 第6回目となった羊羹試作の出来上がりは、今までにないくらいの素晴らしい仕上がりとなりました。

いちのせき市民活動センター情報誌「イデア」の対談

 収録後、次に羊羹メンバーを待っていたのは、いちのせき市民活動センターの情報誌「イデア」の中の”二言三言”という記事のための対談でした。市民活動センター職員の千葉さんと金野さんという女性スタッフと羊羹メンバーとの対談。猿沢の現状や羊羹を作るに至った経緯を思い思いに語ってくださいました。
 一度無くなったものを復活させるのは非常に難しいです。千葉羊羹屋さんの「明治煉羊羹」は長年多くの方々に愛され親しまれてきました。今、羊羹づくりに取り組んでいる方々も、「猿沢の名物として羊羹があったという歴史に埋もれさせることなく、それをなんとか繋げていきたい」という思いで商品化に向けて取り組んでおります。
 地区の宝を地区民で守る、繋げる、広げる。この「羊羹」の取り組みがひとつのきっかけとなることを願うばかりです。

猿沢たんけん隊 振興会を訪問

 ある日、地元、猿沢小学校3年生の担任の先生から「猿沢羊羹、見学に行ってもいいですか?」と問い合わせがありました。なんと、猿沢小学校3年生児童11名が、授業の一環で「猿沢たんけん隊」と題し、猿沢のお宝を巡るため、振興会が取り組む猿沢羊羹の視察をしたいというものでした。これは良いチャンス!子ども達に、猿沢の宝を守るため一生懸命取り組む、おかあちゃん達の姿を見せたい!
 さっそく担任の先生と日程調整をし、いよいよ子ども達が訪問してきます☆
 「猿沢羊羹について教えてください☆」と元気いっぱいに挨拶をし、試作研究をしていたおかあちゃん達にインタビュー!と思いきや、試食の羊羹を食べてすっかり質問内容を忘れてしまった子ども達(笑)「猿沢羊羹が一番おいしい」「おこづかいで絶対買うから早く売ってね」など嬉しい感想を話してくれました。羊羹メンバーも「子ども達から元気をいっぱいもらったよ☆」と子ども達に感想を話し、やる気に拍車がかかりました!
 今後は、猿沢小学校3年生と猿沢羊羹タイアップで、羊羹を通じ、猿沢の活性化に取り組んでいく予定です。

 

工房へ引っ越し

 工房としての使用と店舗改修に了承してくださった元酒屋・及泰(おいたい)商店の改修工事が7月中旬すべて終わりました。3月から約4か月間、営業許可が取れる工房にするため、地区民が知恵と技を駆使し、自分たちでできることは自分たちでやりました。
 とは言うものの、猿沢というところはすごいです。人口1,800人の小さい地区に、建築設計士がいて、大工さん、電気屋さん、水道屋さん、ガス屋さんがあるんです!電話で「ちょっと相談が・・・」と話すと、「んで、今行ってみっから待ってろ」と、何分もしないうちに駆けつけてくれるんです。すべてがゼロからの出発。進んでは立ち止まり、悩み、戻ることもありました。そのたびに、顔を合わせ話し合い、知恵を出し合う。話しにくい時ほど顔を合わせて話すこと!教訓です(笑)
 8月1日、羊羹メンバー全員で、お世話になった猿沢市民センター調理室にお別れし、念願の猿沢羊羹工房へ引っ越しました。

 
改修前の解体の様子 自分たちで壊しました!

失敗の連続・新たな課題

 羊羹工房での初めての試作。工房への引っ越しと共に、調理器材も今までとは違うものになりました。市民センターでの試作も重ねること十数回、火加減、練り加減も市民センター調理室仕様で慣れてしまっていたため、工房での製造では見直しが必要になり、その都度修正していきました。
 出来上がった羊羹の状態は、見た目はつやつやの美味しそうな羊羹。食べても歯ざわりは良く、なめらかで美味しい。しかし、何度作っても、練る時間を変えても、羊羹は包装後3、4日を過ぎたころから劣化してくるのです。一般的に羊羹は保存がきくものという認識があり、羊羹での賞味期限1週間というのは短すぎるのではないか。羊羹部は大きな課題にぶつかりました。

氏橋農業普及員との出会い

 大きな課題にぶつかり、今まで順調に進んでいた試作も、失敗の連続で羊羹部の士気も下降ぎみになっていたある日、千厩町に農業改良普及センターがあるから相談してみたらどうかとアドバイスを受けました。課題の突破口をみつけるため電話をしました。
 対応してくださったのは、一関農業改良普及センター担い手・農村活性化チーム主任農業普及員の氏橋さんという若い女性の方でした。羊羹作りに至った経緯、材料、分量、作業手順、衛生管理などを、事細かに、とても親身に聞いてくださりました。今、道の駅や産直といった地場産品を使った商品開発はさまざまなところでやっており、氏橋普及員さんは、さまざまな事例に携わっているようでした。2時間位さまざまな方面から突破口を考えてみたものの、やはり決定的な打開策までにはならず、ならば食のプロフェッショナルにアドバイスを受けてみよう!という話になりました。

料理研究家 小野寺惠先生との出会い

 氏橋普及員さんからの提案で、6次産業化の取り組みや、新たな農商工連携の取り組みを推進するため食品の専門家を派遣してもらい、指導、助言をいただける制度に申請することにしました。作業現場や製造工程をみて助言いただければ何よりでしたが、なにせ小野寺先生は他分野でご活躍されており、活動の拠点である盛岡まで来れるのであれば対応できます、というお話しでした。羊羹部10人は自分たちで作った羊羹1本を握りしめ、盛岡にある小野寺惠先生のキッチンスタジオへ向かいました。なるほど!お話しで聞いたとおり、1階のスタジオではパン作りの講習を受けている生徒さんがズラリ。羊羹部はおしゃれなスタジオの2階へ通されました。
 どんなにすごい人なんだろう、羊羹部は緊張して背筋がピーンとなりました。先生は一番奥のイスに座り「こちらからどうぞ」とエスコートしてくださいました。部屋の白地の壁紙が、花のように煌びやかな先生をより一層引き立てていました。想像していたとおり、バリバリのキャリアウーマン、まずは味見してもらわないことには・・と握りしめてきた羊羹を渡しました。さすが食のプロ!!一口食べてその原因と思われるものを一つひとつ話してくださりました。助言を受けた1時間はあっという間でした。小野寺先生からのアドバイスは羊羹部の暗闇をパァーっと明るくしてくれました。小野寺先生のたくさんの経験、幅広い知識、羊羹部も素晴らしい経験をさせていただきました!

プライド

 販売予定日としている猿沢秋祭りを1か月後に控え、課題解決の糸口になればと小野寺惠先生からのアドバイスを実行するため、羊羹部は早速試作作業に取り掛かりました。アドバイスの中には、材料の種類の変更もあり、急ピッチで段取りが行われました。アドバイスを一つひとつ思い出し、今度こそは!と願いを込め練り作業。小野寺惠先生のアドバイスに「羊羹の仕上がりの統一性を図るため、みんなで掛け声をかけ餡を練る。草津温泉のお湯をかき混ぜる感じでね☆猿沢~よいとこ~一度は~♪なんて替え歌にして混ぜ方の決まりを作るといいかもね。」(⇐こんなにわかりやすく楽しいアドバイス、惠先生のお人柄です(笑))羊羹の仕上がりの決め手となる練り加減。テンポを合わせることで、誰が練っても同じ仕上がりで出来上がらなければならない。重要なポイントであると感じました。

 秋祭りでの販売に向け、羊羹の仕上がりは上々。包み作業も、従事者同士注意し合いながら何度も練習し正式商品として販売するための準備を進めてきました。
 猿沢秋祭り開催を2週間後に控え、振興会執行部による定例会が行われました。猿沢羊羹についても経過報告を行い現状と秋祭りでの販売についてを説明しました。羊羹部としては、商品にはラベルを付け正式商品として販売することとし、秋祭り以降も継続した販売ができるようにしたいという意向でした。しかし、執行部の見解は「出来上がった羊羹は課題と試作の同時進行で、この日から正式商品として販売するのは不安がある。振興会という組織がまちづくりの一環で取り組んでいる以上、まずは公の場で地区民に披露し認められないことには、正式商品としては販売できない。秋祭りでの販売は【試作品販売】とするのが妥当。」というものでした。もっともな見解でした。しかし、目標にしていた秋祭りにやっと正式に販売できるのだと一生懸命取り組み、意気込んできた羊羹部をみていただけに、この見解を伝えるのはとても心苦しさを感じました。

 「食」という人の口に入るものを作り、商品として販売することの責任、お金をもらうということの重大さ、羊羹部も決して安易に考えていたわけではありませんが、この見解は羊羹部にとって「まだ認められないのか・・」という挫折にも似た悔しさでいっぱいでした。
 しかしこの悔しさが、猿沢羊羹製造者としてのプライドと販売に対する意識をより高めるきっかけとなりました。

「猿沢たんけん隊」から応援ポスター!

 以前ご紹介した、「猿沢たんけん隊」猿沢小学校3年生の子ども達が、猿沢羊羹応援ポスターを作成してくれました!
 担任の小野寺里美先生(⇐この里美先生がこれまた素敵な先生で♡)が、3年生の子ども達が書いたポスターを羊羹部に届けてくださいました。率直に嬉しかったです!!!(涙)ポスターを見てまた(涙)・・。子ども達の目には、羊羹がこのように映り、感じ、8歳の子ども達がこんなにも一生懸命応援してくれる羊羹・・、きっと、そんじゃそこらにはありませんよね☆
 子ども達が成長し大人になった時、「猿沢羊羹」を猿沢の宝として残していけるように、そんな取り組みを続けていきたいと思います。


「猿沢たんけん隊」から応援ポスター!

~猿沢秋祭り~試作品羊羹デビュー

 10月15日(日)、爽やかな秋晴れの中、猿沢秋祭りは盛大に開幕しました。昨年までは実行委員会形式で開催されていたのですが、時代の流れとともに、さまざまな面で見直しが必要となり、今年度から振興会が主催し開催することになりました。より多くの人の手と知恵を借り関わりをもってもらうことで、参加する楽しみ、達成する喜びをみんなで共有できれば、猿沢に活気と賑わいをもたらせるのではないか。振興会が主催するメリットを存分に発揮できるようにと準備を進めてきました。
 そして、この日の販売を目指し羊羹製造に取り組んできた羊羹部は、300本販売という大きな目標を掲げ、さまざまな不安はあるものの、羊羹部手づくりのお揃いのピンクのハッピを身にまとい、売り場へ繰り出しました。
 「本当に買ってもらえるんだろうか・・・。」

 販売開始時間10時をまたず、なんと羊羹売り場には長蛇の列ができていました!
『ほんとに~!?』(⇐舞台発表の準備をしていたため、現場を確認できなかったので・・)

 羊羹部はもちろん、振興会一同、観客一同、みんなが目を疑いました。秋祭りの司会者が思わず「猿沢に行列ができております!!」と会場にアナウンスしました。
 おかげ様で用意した300本の羊羹は、販売開始から1時間経たずに完売となりました。売れ行きに不安を抱え迎えた猿沢秋祭りでの販売でしたが、予想をはるかに上回る売れ行きに地区民の関心と期待が感じられました。秋祭りで試食と一緒に行ったアンケートでは、「素朴な感じが良い」「手軽に買える大きさで良い」「今後も作って欲しい」といった励ましの言葉、また、「以前はもっと小豆の香りがあった」「昔より柔らかい」といったご意見も頂戴し、今後の製造販売にむけ品質の安定に努めていきたいと思います

メディア掲載事例

岩手日報 2017年3月7日付朝刊

岩手日日新聞 2017年3月7日付朝刊

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